2016年8月30日火曜日

8月回想。



もうすぐ8月も終わりますね


ここ数ヶ月、あっという間に過ぎ去っていく気がしていましたが

今月は長かったようにも思えます。

それでも

ここ数日は少し気温も下がりはじめ、今日の雨は一気に季節が動いた気が。



夏が終わる


ひと月の事ではなく、6月の蒸し暑さから始まり2,3ヶ月に渡って続いた夏が

いよいよ終わると感じるから、今月はなんだか長く感じるているのかな。


少し寂しいですね。


さて


たまには音楽のことも。


今月もいろいろありました

まずは、演歌歌手の方のバックバンド。



滋賀県は栗東のさきら大ホール


緞帳の降りた本番前のステージ

この日は電気ギターで出陣、ミドリ色のエフェクターが好きです、ケロケロ。


朝、昼の2回公演でしたが、ニューシングルがオリコン上位まできている
人気歌手さんだけあって沢山のお客様でした。

やっぱり大きなホールは気持ちいいし、沢山勉強させていただきました。


迫力のある伸びやかな歌声と鉄壁のサポートをするバンドメンバーに乾杯



そして翌日


下町のチーママこと


こと?


ユキナさんと岡中荘でのライブ。


京都は岡崎公園で開催された素晴らしいイベントに参加させていただきました


ステージを囲むように屋台が軒を連ね
食欲をそそられる香ばしい匂いがあちこちから。

飲まねばなりますまい

食わねばなりますまい

わがチーママもご機嫌さんでございました。

チーママ?

滋賀から仕事抜け出した喫茶店のマスターから、生徒さん達
そしてめんたいピアニストまで聴きに来て下さり、ばり嬉しかったばい。

これからも心強い応援、宜しくお願い致します!

ライブは、素晴らしいアーティストの皆さんが出演されていましたが

僕たち岡中荘は夕暮れ時の出番で、演奏中に徐々に陽が沈み、無数に並べられた灯篭と絶妙のライトアップで創られてゆく幽玄な世界。


ステージ上はまるで時の流れが止まり自分の音が聴こえなくなるような
不思議な感覚の中、心地よい風に包まれていました



つまり


酔っぱらいですね



いや



でも、それくらい最高のイベントでした


出演者のみなさんと。



そして先週は祇園は「明日/めいびー」で尊敬する今西太一さんと岡中荘のツーマンライブでした。



                                                                                                                      Photo by fujie

畳の上でフライングVで歌い倒す人は世界にひとりだと思います。


                                                                                                                      Photo by fujie

今夏はフジロックにも出演されましたが

                                                                                                                     Photo by fujie

カッコよすぎでしょう


でも


それは来る日も来る日も歌い続け、ガチガチに踏み固められた土台があるからこそ。


そして飽くなき探究心


太一さんのライブは、その生きざまに触れるということ

そして自分の足元を見た時


「もういっぺん、この道歩いてみたろうかな」


そんな風に思わせてくれる



5月に続き2回目だったこの企画、次回は12/18です

絶対オススメ、今から空けておいてくださいね。



さてさて


最後は昨日、超久しぶりのソロでライブでした

昨年、カフェVivinovaで知り合ったピアニスト、カノンさんにお誘いいただき

ジョイントライブをさせていただきました。





完全にひとりでの演奏、どうやってたかな?

手探りでしたが


案の定


欠かせない相棒であるiPadを忘れてしまい


いったん家まで帰り、戻ろうと思ったら大渋滞で


電車に切り替えてギリギリセーフ。


最近は岡中荘のステージが多かったので

いつもチーママがMCしてくれていましたが


チーママ?


全部ひとりというのは大変ではあるけれども、やりながら段々と勘が戻ってきたというか


夏休みに田舎のおばあちゃんの家に来たような感覚でした



おばあちゃん



同居でしたが。




アンコールで一曲セッションさせていただきました



忘れかけていた感覚を取り戻させてくれたカノンさん、そしてスタッフの皆さん

ありがとうございました。


今月はジムに1日も行けてなかったので、先ほど風呂だけ入りにいってきました。

実は先月末から右足首を負傷していて、それが完治しないのでトレーニングできないのです…

それでせめてサウナには入ろうと突撃したわけです


サウナには大型テレビがあって、27時間テレビのマラソンの裏側、みたいな

ドキュメンタリー番組が流れていました。

いいところでCMになるので

そのタイミングでサウナを出て水風呂へざぶーん。

そしてまた戻る

マラソンも70kmを越えたあたりからどんどん脚も限界に達し

苦痛に顔を歪めるたい平さん

僕も灼熱をガマンして顔を歪める

CMになったら水風呂


それを6回繰り返し


テレビは、やっとゴールの武道館まであと3キロというところ


がんばれー、あと少しー、放送終了に間に合うのかー?


そんなところへ


若い2人組がサウナに入ってきて


「お、マラソンやん、これ結局間に合ったん?」



「間に合ったで」



えー



えー



それ言うか



オレンジ色のTシャツに書かれた、たい平さんの長女の応援メッセージや

激励する歌丸師匠の姿といった泣ける感動のシーン


そして僕としては共に闘ったような気持ちでいたので

その、グッとこみ上げてくるものや吹き出す汗までをも


一気に


富士山あたりまですっとばしてくれました


水風呂以上に急冷却されて


不完全燃焼のまま脱衣所にでると


またその2人と遭遇


「おまえさぁ、まだそんなオバさんと付き合ってんの?」


「27歳のオバさんとw」



えー


えー


27歳てオバさんなのか…




若すぎて何喋っていいかわからんレベルのおじさんがこちらになります


2016年8月23日火曜日

不思議な日




今日は朝から泣きました



感動したのではなく


悔しかったわけでもない



そして



嬉しいことでもないはず


悲しいことでもないはず


それでも


涙がポロポロ落ちるのです


そうして心が洗われてゆく


なんだか少し懐かしい



夏の終わりとはいえ


空を見上げれば


今日もまた暑い一日なるのだろう


清々しい真っさらな一日が始まろうとしている



心が震え泣いている自分にびっくりしながら


気がつけば


あっという間に陽がしずみ


夜はオカンと乾杯した



何かが急速に回転を速めて動き出した



そんなことを感じた不思議な日


間違いなく一生忘れられない日



この体にまとわりつく暑ささえも愛おしく思えるほどに




2016年8月14日日曜日

岡部あきらの取説



自分と気の合う人、ちょっと苦手なタイプの人

世の中には実に様々な個性の持ち主がいる

そして苦手なタイプだなと思っている人は、
きっと相手も同じような気持ちを抱いているのではないか

いったんそう思い始めると、何処からか近寄りがたい空気が漂いだして
余計に苦手だな、という気持ちが強くなる

しかし

ちょっとしたキッカケで話をするようになると、意外と仲良くなれることもある

いつも難しそうな顔をしているけど、この人こんなに笑うんだ、とか。

つまり

相手のことを何も知らなかっただけなのだ

そして僕だって何も自分というものを伝えられていなかった


互いに理解するためには会話が重要である


会話無しに一気に距離を縮めて仲良くなってしまう人もいる

どんどん周りから人が集まってくるようなタイプ


僕はそういう人をとても羨ましく思うのだけど、真似出来るものではない

でもそれは仕方ないとして、自分に合ったコミュニケーションの方法というのがあるはずだ。

そうなると、僕の場合はやっぱり会話は欠かせないはず。


しかし、そんなに話題も無かったりするので、すぐに沈黙になってしまったりする

最近では、毎日暑いですね、、、

で終わりである


でも変にテンション高いと嘘臭いし
思ってもいない事を言うのも違う気がする


そうやって色々考えているうちに、気がつけばもう相手は目の前にいなかったりする(涙)


僕はよく、何を考えてるのかわからない、と言われることがある(笑)

確かに、たまにふと考え込んだりする時もあるけど
概ね不機嫌では無いし、なんというか、、、


そう


超、リラックスしているのである


愛想振りまくわけでもなく、すぐ家に1人でいるみたいにマッタリしてしまうので、脱力しすぎて目が死んでるように見えるのだと思う。

こうやって書きながら、そうか、僕がどういう人間かをここに書いておけば、少しは誤解が減るのではないか?!


我ながらナイスアイデアだ!


コミュニケーションが苦手な人はあらかじめ自分の取説を作っておくと良いのだ!!



ということで



岡部あきらという人間について解説いたします。


好きな食べ物
うなぎ

嫌いな食べ物
賞味期限が切れたもの


カエル好きと言われているし、家に無数のカエルの置物があるが、実はそんなに好きではない



褒められると喜ぶ、しかし自分が納得いってないと落ち込む


一人は寂しいが寂しくないふりをする


声をかけてもらえると死ぬほど嬉しい


一人でいるときに、女の子から声をかけられると大概勘違いして好きになる


ガソリンスタンドでアルバイトしていたので、ありがとうございましたを「あーしたーっ!」という癖がつき、ハッキリと「あ、り、が、と、う、ご、ざ、い、ま、し、た」というのが苦手。でも努力して改善中。


気を使っていると見透かされ相手に気を使わせてしまう気がして気を使うのが苦手。


などなど


昨日


親戚が集まりお盆のお参りがあったのだが、その後にみんなでご飯を食べた。

春にアメリカに行った時の話になり、おじさんが旅に出るというのは人が好きでないとできないな、と言った。


そうかな?とは思ったけれど、確かに僕は有名な観光名所やランドマークを巡るより、美味しいものを食べるより、そこにどんな人がいて、どんな生活をしているのか、そっちの方が興味がある。

それは日本でも同じである


色んな人の人生をもっともっと知りたいと思っています。

そしてどこかで会った時には、僕の話も聞いて下さい



さてさて


今日は大阪に矢野顕子さんのライブに行ってきました。



キラキラしていてとっても素敵でした


僕の青春の音楽


たくさんたくさん夢や希望をいただきました

どうかこれからも素晴らしい音楽を奏でて下さい


いつもいつも楽しみにしています

2016年8月9日火曜日

夏なんです。


先日



びわ湖停泊する大型豪華客船ビアンカへ打ち合わせに行って来ました





かっこいい


操縦してみたい


昼からクルーズが始まり、このスペースで演奏します





その後デッキに移動して夕陽とともに2度目の演奏








当たり前ですが、漏電を防ぐためにデッキって電源コンセントないんですね

なので船内からコードリールで引っ張ってきます

僕の持ってるのは25mだったけど、ざっと測ったところ35mほど必要

機材は全て持ち込みなので用意しなくては。


それにしても最高に贅沢なロケーションだと思うので是非ともご参加下さいませ






ウイスキーの展示試飲会、スコットランドの伝統料理のコース、土屋 守さんのトークショー


そしてライブ演奏があります


僕はユキナさんと岡中荘で演奏させていただきます


ビアンカ貸切で定員は350名ですが、主催のウイスキー文化研究所の皆さんはかなり気合い入っておられて、もうかなり埋まってきてるそうですよ。


その他にも今月はいくつかライブがありますの告知します

8/12 京都 岡崎プロムナード 星の饗宴 
8/21 京都 祇園 明日(メイビー)
8/28 滋賀 大津 白いピアノ

詳細はホームページに載せていますのでまたチェックして下さいませ




そうそう


前回の投稿に書いたあの五円玉なんですけどね



また見に行ったら見事に無くなってましたね



むむむ



どこに旅に出たのかな



あの五円玉がどうしても旅に出たくて、どうしても落ち着くべき場所があって

その為に誰かがあそこに三円置いて、僕が五円玉と交換するところまで想定された事だったら

僕は見事にその運命の歯車の一部になっていたのかな


とか考えていましたが




今度は遅刻しませんでした




夏の空はどこか冒険したくなる模様

ワクワクしていた子供の頃にすうっと戻してくれるのですね


2016年8月2日火曜日


先日


とあるレッスン会場へ到着した時のこと

最近は電車に揺られて向かっているわけだが、新快速が停まらない駅なので本数が限られるのだ。

遠い場所になるほど早く着きすぎるか遅刻するかのどちらかになることがよくある。

当然

早く着くようにするわけだが、お店に入ってコーヒーを飲むには中途半端な、一番やっかいなパターンの日


そんなわけで会場に着いてから建物の中には入らず、駐輪場の横にある非常階段に座り込んで缶コーヒーを飲んでいた。

ふと

視線を右へやると、僕が座っている階段の一段上に一円玉が三枚置いてある。


落ちている、というより置いてある、というな佇まいなのである。





とても気になりはじめ、これが置いてあるとしたら、何かのお供えか?はたまた何かの儀式か?

いずれにせよ、誰かの想いが込められたものなのだろうか


なんとなく



ツンツンしてみる



やはり一円玉のようだ


しかし特別なものに感じられる


うーむ


考え込んでいるうちに、そもそも小銭というのはため込む人もいるだろうが、やはり流れていくもの、人の手からまた誰かの手へと巡って旅をしているものだから、これは誰かに託されたものではないかと思いはじめた。


さらに考えは巡り、三円という金額


決して大金ではないし、置いたのはきっと子供だろうなと思い、このまま置いておいたほうが良いのか、それとも三円落ちてましたと持っていくのか、


妙な悩みが生まれた


その三円の佇まいから、何か放っておけない感じなのである


これが散らばっていたら、あー落としたんだなと、きっと何も気にせず放っておいただろう。


必要なら取りに戻るだろう


この特別な三円は、置いておくことを望んでいるのか、やはり見つけた人に託されたものなのか


見つけた人に特別な想いが託されるとしたら、それが僕でもいいのだろうか?


もっと他の国民的美少女を望むのか



はたまた


国民的美少女が国民的美男子に想いを馳せたものなのか


あの人に届きますように。



三円を?


うーむ


とにかく


このまま触らないのが一番かなと思いもしたが、やはり気になる


持っていくか



と思ったが、大切な三円ならいけないし、三円泥棒になるようで気がひける


うーむ



うーむ





そうだ


カバンから財布を出して中を見ると一円玉は二枚しかない。


おろろ


というわけで


五円玉を置いて、その三円を持って帰ってきました


拾った僕に幸運が訪れるかもとか思ってたけど、今財布を見たら一円玉が一枚もない


おろろ


また誰かの手に渡って旅をしているのだな


そして


三円を見つめ続けてレッスンに1分遅刻したことは言うまでもない。