2016年9月27日火曜日

石垣島。


早いもので沖縄から帰ってきて1週間が経ちました


ツアーの続きです。


まずは那覇から石垣島へ


相変わらずお天気には恵まれ、無事に飛行機も飛びました。


レンタカーを借りて石垣島に明るいユキナさんに島を案内してもらいました


なんとなく島の北のほうで、多分北を向いてます


1時間くらいで一周できちゃうそう。


ドライブしていると、そこここにザワワ〜ザワワ〜なさとうきび畑がありました。


こちらは有名なスポットらしいですが台風後の海と空は本来の美しさを半減してたようです



ざっと島を一周して石垣港の方へ

ユキナさんがお友達と会われるので、ANAインターコンチネンタル石垣リゾートへ。


素敵なホテルを徘徊

テラスでアイスコーヒーを飲みながら

そういえば石垣島は戦争でどのような被害があったのだろうか、と気になった。


調べてみると、上陸こそなかったものの、空爆は酷く、さらには戦争マラリアによって多くの一般人が亡くなられたそうだ。

戦争マラリアとは、日本軍が軍事目的で平地を利用するので、一般人をマラリア有病地帯と分かっていながら山岳部へ追いやり相次いで感染。


と、ネットでは出てきた。


こんなに美しい島にもそんな悲惨な歴史が刻まれていることを僕は絶対に忘れないだろう


さて

夕方には石垣島でのライブ会場、おばんざいbar 十五段屋さんへ。

サウンドチェックを済ませて、十五段屋のマスター、ヤマさんに石垣牛を食べさせてもらった


だいぶ食べた後...

本番には完全に酔っ払い


2ステージ目の前に撃沈、お店のソファに寝させてもらったが

起きても一面の銀世界


酸欠


復活するまでに大分お客さんに待っていただきフラフラで2ステージ目へ。

最終日にして、ハメをはずして皆さんに迷惑をかけました…

最低ですね

本当にゴメンなさい。


ちなみに

ユキナさんは絶好調でライブ後もカラオケで熱唱


恐れ入りました


翌日早朝

この日は帰る日だけど、ライブの時に「The 沖縄 」という風景なら竹富島へいくといいよと、教えてもらったので

頑張って起きて始発の高速船で向かいました。


なんせ11:00には空港にいないといけないので必死です

石垣島から15分で竹富島へ


レンタサイクルで散策






しまねこに遭遇


桟橋を歩いていくと、すぐそこでトビウオがバチャーンと飛び跳ねてました




眠たそうな水牛








なんせ朝が早過ぎてお店も開いてないし、人も少なく静まり返ってました


それでも小さい島なのでざっと一通り回れて満足。


よくよく考えたら、石垣島には24時間もいなかったのです



そして帰りの飛行機が壮絶だった…



それはまた来週。

2016年9月19日月曜日

沖縄のライオン



新しいCDの発送もまだまだ残っていますが沖縄にいます。


楽しみにしていた岡中荘での沖縄ツアー!


台風に突っ込むように始まりましたが、無事に飛行機も飛んで

着いてみたら雲こそ多いものの晴れているではありませんか。

さすがユキナさん


スナック晴れ女、バンザイ。


初日しかゆっくりできないので、レンタカーを借りて

ベタやけどやっぱ行きたい、ということで


美ら海水族館へ




ヒトデをイジメる悪い人




そして昨日はライブ初日。


でもその前にランチを食べに余儀のカフェへ。


沖縄に来たらどうしても行きたかった場所


THE BOOMの宮沢和史さんがプロデュースする

「みやんち」

厳選素材で作られたランチからコーヒーまでとても美味しかったし

ファンじゃなくてもオススメできます。


ファーストアルバムの撮影に使われたエレキギターや、ブラジルで購入されて数々の曲を産み出したというガットギターも展示してありました。




ふむー


ふむふむー


あー


生きててよかった〜



さて

ライブですが、今回、沖縄のシンガーソングライター、べギーさんとのご縁をいただき、岡中荘にぴったりの店でライブさせてもらいました。




べギーさん、ギターもめちゃカッコいいんです

機材にも詳しくて、エフェクトもかなり研究してはるギター小僧でした。

でもそれって自分の世界をひとりでもバンドでも表現することへの飽くなき挑戦

枯れることのない探究心

そんなべギーさんの歴史がライブからバシバシ伝わってきました

昨日より今日、今日より明日

そうやって築き上げてきた演奏

魂がふるえる歌


ほんとうに感動しました

お客様は県内はもちろん、観光の方も多かった

狭い路地裏には猫もチラホラ


おとんもチラホラ



僕たちも予定にないカバーも演奏したり、昭和な人間臭い、実に岡中荘らしい

ライブだったと思います。

最高に楽しかった


そして今日は2日目


国際通りの賑わいにもほど近いライブバーでした。

昨日の和気藹々としたライブとは違い

僕たち岡中荘は一曲ずつ丁寧にキリッと締まったステージにできたと思います。

べギーさんもエレキに持ち替え、ゲストにギターボーカルのしのぶさん、ドラムの宮田まことさん(元KUSU KUSU)とのセッション。

これまたお互いがリスペクトする間柄だからこその真剣勝負

火花飛び散ってこれまたカッコ良かった

べギーさん、2日間大変お世話になりました。

いよいよ制作されるアルバム楽しみにしていますから、レコ発ツアー、滋賀でお待ちしています!

そして繋いで下さった、山科「58」の嘉数さんには本当に感謝しています。

さてさて

明日はツアー最終日(早っ!)

石垣島へ朝から飛行機で向かいます。


そうそう

結局3日間、途中で夕立のような雨が一瞬降りましたが、一度も雨に濡れていません

晴れ続きでした

さすが

スナック晴れ女

明日も楽しみです!

2016年9月13日火曜日

「Walk On By」



岡部あきらのセカンドアルバム「Walk On By」が完成し、遂に自宅に届きました。


全国発売は11/23の予定で、全国のCDショップ、AmazonやiTunes等で購入していただけます!
そして嬉しいことに、都内の一部CDショップや全国の雑貨屋さんやカフェ等の店頭にも並べていただけるようなので、またあらためて告知させていただきます!


さて

あらためてCDがパッケージになって届いてみると、iPhoneに入ったマスター音源は
数えきれなくらい聴いてよくよく知っているはずなのに全く別物に感じています

最近、僕自身もなかなかCDって買わなくなりダウンロード主体になりました

ですが

「物」として、この手で触れられる、ということはなんてワクワクする体験なんだろう

待ちにまった新しく発売されたCDを開封し、ライナーを1ページずつめくりながらボロボロになるまで歌詞を繰り返し読んでいたあの頃

それは音楽という海をとても遠いところまで航海していたのです

聴き終えると長い旅から帰ってきたような気がする

ほんのひととき

行ったことのない世界に浮かぶ雲になり、キラキラ輝く街に行き交う人々を眺めていた。

自分の作品だからかもしれないけれど、そんな何とも言えない暖かさを思い出したのです

そして

このアルバムが完成するまでに本当に沢山の方々にお世話になりました

全国の皆さんの応援やご協力があってのこと

僕ひとりでは絶対できなかったことです


ここ数日は出来上がったCDをお世話になった皆さんや、お待ちいただいている関係各所に送らせていただく日々でした

まずは、あの人に送ろう、このお店にも、とリストアップしていきました

ひととおり書き出して梱包していると

「あ、あそこにも、あぁ、ここにも…」


またどんどん溢れてきたのです

全国、そして海外でお世話になった方々にお礼の手紙を書きながら、やっと僕なりの最大級のお礼がお渡しできる

そのことがただただ嬉しく

そんなに沢山の方々に支えていただいていたのか…

と、あらためて感謝の気持ちでいっぱいになりました

そして

ありがとうと言える人がいることに幸せを感じています。


先日


大阪でのレッスンへ向かう満員電車が高槻駅へ着いた時

小学生だった自分を思い出しました

オトンの見舞いで毎週日曜に高槻の病院へ通った

あの時は電車酔いもしたり、本当に高槻が遠かった

友達と遊びたいので見舞いに行きたくなかった

病院の匂いが大嫌いだった

悪性の癌で入退院を繰り返し、その度に衰弱していくオトンを見て

僕は可哀そうというより

怖かった

自分はどうなるのだろうか…

いつもそんな思いで降りた高槻駅のホーム

ふと

あの時の自分にも聴かせたくなった

俯いて歩いている小学生の自分に、新しく出来たアルバムをと思い

iPhoneで流してみた

聴こえるかな?

今は自分がこの先どうなるのかわからないだろうし

もうすぐ怖がっている事は訪れるてしまう


でもね

その先にはこんなに沢山のあたたかい人たちに出会えるんだよ

海外でも演奏できるんだよ

みんなに助けてもらって、とってもとっても素敵な作品を作らせてもらえるんだよ

だからね


がんばれ


がんばれ


大丈夫だから


もう大丈夫だから


高槻駅から電車が動き出した頃

これから先もきっとツラい事があるだろうな…

でも

そんな時は未来の自分からメッセージが届いているかも知れない

乗り越えればこんなに嬉しい事があるよって。


そして


メッセージを受け取るには

さらにさらに歩き続けなければ

「Walk On By」

そう

歩き続けなければ。


最後に

このアルバム制作に携わって下さった全ての人たちに心から感謝と御礼を申し上げます

本当に本当にありがとうございました。





2016年9月5日月曜日

「春待つペンギン」


尊敬する、やなせななさんのニューアルバム「夜が明けるよ」が発売された。


もちろんCDを注文したのだが、待ちきれなくてiTunesでもダウンロードしてしまった


やなせさんはこれまで、心に寄り添う様々な「あいのうた」を歌ってこられた

そして僕も参加させていただいたアルバム「願い」からもう7年が経つ。

待望の新譜はふるさとや何気ない日常に見え隠れする生活のうたがぎっしりと詰め込まれていた



それはつまり、ひとのうた


生活のうたって一番難しいのではないだろうか


ひとのうたを歌うって、きっと沢山の視点を持つということ


そして覚悟が必要なんだと思う


だから

「私は誰にもなれないから胸にほんの少しの勇気を」

という詞が僕には沁みました


今のやなせななさんが滲み出ていて、歌も演奏もアレンジもレコーディングからサウンドデザインまで、これしかないという最高のアルバムだった


そしてアルバムを聴いていると、優しい歌声からは想像出来ない大阪のオバちゃんにも負けないような笑い声が漏れてきそうなレコーディング現場も想像できる

しかし

プロとしてミュージシャンやエンジニアの皆さんと妥協を許さない極限まで研ぎ澄まされた作業もまた目に浮かぶのだ。


まぁ...


こんな拙いレビューはさておき



拝啓

やなせなな さま

やなせさんは僕の尊敬するミュージシャンのであり、道標です

きっとこれから喜びの数も増えていくだろうけどシンドい時もまたあるでしょう

でも、少なくとも僕の道標ですから

どうか道に迷わないようにその小さいけど大きな背中をずっと魅せてください

あなたはひとの為なら頑張れる人

寄り添う人からそっと背中を押す人へ


僕もそうありたいな

いつもいつも応援しています