2016年1月19日火曜日

孔雀先生

山積みにされていた譜面の整理が昨日なんとか終わり、後は家中のカエル達の大すす払いをすればやっと大掃除が終わります。そうすればやっと我が家にも2016年が訪れます。
それまでは2015年と2016年の間にできたカンガルーのポケットのような柔らかく温かい穴にすっぽり隠れて、足早に行き交う人々に見つからぬよう様子をうかがっているのです。

そんななんとも居心地の良い、時間を忘れたフワフワした日々を送っているものだから、今日は33年前から一羽の孔雀が僕に会いに来てくれました。

5歳のときの記憶、今もこうして手繰り寄せてみるけど、晴れた園庭と登り棒の温度くらいしか蘇ってこない。何をしていたのか、全く思い出せない。孔雀がいた、ということも忘れていた。当時の園長先生が孔雀の絵をよく描いていたそうだ。小学校で絵を描くことが好きだったのは憶えているが、その起源はひょっとしたらそういう幼稚園時代の体験にあったのだろうか。

33年前、僕の担任だった「さちこ先生」とひょんな事から再会。
人と人との繋がりって本当に不思議です。
さちこ先生がウクレレレッスンを見学に来て下さり、いろんなお話を聞かせてくれた。
何せ憶えてないから、懐かしいような懐かしくないような。

でも、あの時に吹いていた風や、匂い、温度といった、微かに残る感覚がある。

そしてそれらに深く想いを馳せてみると、なにかとっても大切なものが体の中に戻ってきた気がするのです。

それにしても、幼稚園の担任の先生にずっと見られながらのレッスンて、何だか抜きうちの監査みたいでちょっと緊張するし、自分も教えてきた人なんだからそのへんちょっと察してよっていうか、結局最後までいるし、何ていうか、そういう我が道をゆくところが素敵です、さちこ先生。

ありがとう。嬉しくて嬉しくて、本当にありがとう。


わざわざアルバム持参で(笑)
先生の隣、1番右の男子が僕です(笑)

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