2016年5月31日火曜日

新しい視点。

昨日からミニ一台の生活がスタートしました。

やはり昼間の長距離移動は熱中症になりかねないので、バスや電車、タクシーを使います。

クーラー無しというだけでなく、ツインキャブのエンジンの熱気がダイレクトに来るのです。

冬場は暖房要らないくらい(ちなみにミニのヒーターはエンジンルームの熱気をファンで送るだけw)

今まで車だと割と好きな時間に家を出たらよかったのが、荷物や時間を計算し工夫しないといけません。田舎だからバスも1時間に一本だし....


でも


それが





楽しい\(//∇//)\


今日も無事、山科へのライブにバスと電車で向かっています。

乗せてもらうって楽ですね

移動中に仕事も出来るのですね

学校帰りの子供たちとすれ違い、ものすごい髪型のおじさんが歩いていたり、とにかく時間がゆっくり流れていて人間ウォッチング好きの僕にはもってこいです。

そして車じゃないから


呑めるやないかぃー!
♪───O(≧∇≦)O────♪


2016年5月24日火曜日

ねがい


この1週間ほど、花粉症にヤられています。
僕は毎年2月、3月より今が1番キツいのです。
目が痒かったり、クシャミがでたり…

そんな中、無事に発表会も終わり

ステージ袖から


こちらは講師演奏



そしてソロアルバムもやっとこさ全ての作業が終了しました!


あ、違う

まだジャケットデザインがありました…

ジャケットデザインは非常に悩んでいて、写真にするのかイラストにするのか。

どちらにしても、それなりの人にお願いすればそれなりの費用が必要です。

予算はないが、妥協はしたくない。

そして考えた末、自分で絵を描こうかなという方向に(最も妥協しているのでは…)

きっと

子供たちがクレヨンで描いた、僕のお父さん、お母さん、みたいな。

でも子供たちが描く絵はかわいいし、それはピュアな子供が描いているからであって、
僕みたいな「しなびたオッサン」が描く絵はいかがなものか

しかし、枯れ草魂でやってみる所存です。


3ヶ月にわたりお世話になったstudioBOSCOの森さん、本当にありがとうございました!
最終マスタリングにお邪魔した金曜日、スタジオの渋すぎるDefenderと僕のMiniで記念撮影


ローバー繋がりですね

さてさて、僕は車を2台所有していて、このクラシックミニ(世界限定30台の1000ccミグリア)と国産車です。
それでこの度、国産車の車検が迫っていて、これを機にミニだけにしようと思います。

暑い夏も乗り切ってやる(クーラー無し)

全身に冷えピタ必須!

筋金入りのミニ乗りになるのだ!

俄然ヤル気満々の岡部です。

覚醒けろんぱす。

そもそもそう決めたのは、ボスコの森さんと古い車について話していて、森さんも筋金入りなので古いものをいかに大切に乗るかという熱く暑い話を交わしたのがキッカケ。

高速でクラッチワイヤーが切れる、ハンドルはずれる、ルパンか!という心温まるエピソードを持ち寄りながら。


これまで移動距離が多い僕は、国産車の新車を乗りつぶしてきました。最後はいつも部品の交換にものすごい費用がかかり、この先、何が起こっても不思議じゃないと言われ、諦めて乗り換える。
修理というより、ちょっとしたパーツも一体になっていて、ごっそり交換になるのです。

そんなことに嫌気がさして、憧れのミニをゲットしたわけです。

海外なら古い住宅こそ資産価値が出てきたりするもの。

と、モノを大切にしなくっちゃねという話から、最後は排ガス規制で税金上がりましたネ…
という悲しみに包まれて泣いてました。



そんな今日この頃、昨日教えてもらった八木重吉さんの詩がストンときたのです



「ねがい」  八木重吉

できるだけ ものを持たないで

こだわりなく 心をはたらかせたい









2016年5月17日火曜日

サバンナ


あっという間に、アメリカから帰ってきて1週間が経ちました。



帰りの飛行機では時差ぼけになるまいと薬飲んでソッコー寝るつもりがカバンに見当たらず、スーツケースに入れてしまったようで映画3本も観て一睡もせず目玉ランランのまま到着。
この1週間は見事に時差ぼけにやられてました。

帰って来てから、アメリカどうやった?と聞かれるのだけど、色んなことがあり過ぎて、もはや塊になってどこをどう話してよいのかわからず「良かったです」としか言えない...

でも確実に自分の中で何かが変わった、その感覚が少しずつ浸透していくのを感じています。

そんなこと想像もしていなかったけれど、今回の旅は自分の中の軸というものをしっかりと作ってくれました。それが僕が旅から得たもの。



それは、
全てが最先端だと思っていたニューヨークの地下鉄が階段が多かったこと

しなしなのドル札を券売機が読み取らないこと

自動改札でメトロカードをなかなか認識してくれないこと

タイムズスクエアではいくつもの巨大な画面から流れる映像がひしめきあって夜空を彩るのに、すぐ隣のブロードウェイでは古い劇場で色褪せた椅子に座りミュージカルを心から楽しむ人たちがいる

隣に座ったご夫妻はセントルイスからビジネスでニューヨークに来ていると言うのでiPhoneでセントルイスの画像を検索したら、ものすごく大きなビルが出てきて、ここがあなた達の家ですか?と冗談でいったら「そうよ(´・_・`)」とサクッと言われて「ですよね〜( ^ω^ )」って英語誰か教えろと思ったこと

地下鉄でも劇場でも、知らないひと同士がすぐ仲良くなる

スターバックスはいつも満席

巨大なセントラルパークという公園には犬を4頭引き連れて散歩をしているひとがざらにいる

念願のジャズクラブに来た高校生は財布の中身を何度も気にしながら恐る恐るオーダーをする



人々の生活を垣間見ることで、この大きなアメリカという国も僕と同じ生身の人間が動かしているのだと、当たり前のことに頭では無く肌で感じる。

その温度を

モンスターではない

僕が憧れた超絶ギタープレイも、FacebookもGoogleもAppleも

同じ人間の、同じ脆さと儚さを持った人間の業なのだ

喜び、笑い、悲しみ、そして涙するのだ

その温度

これだけは映像で観ただけでは伝わらない

僕はわかっていなかった

わかっていたつもりだし、誰かからそう言われれば、そうだろうね、そんなこと当たり前、わかるよと言うだろうけど

そして僕が彼らから学んだことは、オンとオフの切り替えの早さ

一瞬で察知し、一瞬でトップスピードに達し、一瞬で獲物を捕るチーターのように

やはり人間も動物なのだ

常にトップスピードで走り続けることはできないのだから

その時を嗅ぎ分ける嗅覚が必要であり、それは日々の訓練と経験の積み重ねである

サバンナに生きる動物たちは、嗅覚が鈍ればそれは死を意味するのであり、生きていくためには敏感にならざるを得ない

フィールドやその目的はひとそれぞれ違えど、僕は僕のサバンナを生き抜こうと思う














2016年5月9日月曜日

アメリカツアー日記完結編


ヨセミテと朝



朝食を食べにロッジへ


昨日のピザ屋は閉まっていたので

アメリカンなブレックファースト

またピザだったら泣いてるところでした。良かった良かった。

ロッジには昔のヨセミテの写真が



またまた満腹になり、身支度を整えて帰路へ。




道中、少し寄り道してトンネルビューという、まさしくトンネルを抜けたらそこは絶景、なスポットがあるそうでそちらへ。


絶景とカケちゃんの背中

絶景とカケちゃんとカエル
なんとも修学旅行な写真です

その後、サンフランシスコへ戻る前にカケちゃんがサウサリートへ行かへん?と言うので面白そうなので向かうことに。

サウサリートとは、サンフランシスコの北、ゴールデンゲートブリッジを渡ったところにあります。

ヨセミテからだと、北回りでサンフランシスコへ戻ることになります。

そんなわけで、この日は夜にライブもあるし、渋滞も気にしながら一路サウサリートへ。

サウサリートは海の上に浮かんでいる家並みが観れる街。海の上は税金がかからないのだとか。

そして、オーティスレディングの名曲「Dock of the bay」がうまれた街らしい。


橋を渡ってサウサリートへ入ります


そして海の上のレストランで遅めの昼ごはん




カニのハンバーガー

ハンバーガーのくせに激しく高いランチをいただき、泣きながらサンフランシスコへ


宿へ戻り、少し練習してからライブ会場のRevolution Cafeへ。


到着したら前のバンドが演奏していました


そして僕たちのステージ




沢山の人たちに聴いてもらえて、とても楽しんでもらえた様子。
演奏後も色んな国の人たちから話かけられて、嬉しい言葉たくさんいただきました。

ただ

会場に到着するまでの道のりから、かなり危険なエリアに入っていくのがわかり、カフェの周りもまぁジャンキー極まりなく、店の周りも明らかにタバコではない煙や匂い、ハイテンションガイズも多く、ヤバいところに来てしまったと思いました。

アメリカではよくある風景かもしれないけど、楽器や機材もあるし、色々心配で。

そんなわけで行きも帰りもDoor to Doorで帰還

無事に宿へ戻りホッとひと息

明けて翌日


チャイナタウンが近いので朝ごはんを食べに


お粥がめちゃ美味しかったです。

そして大盛りで1.50ドルとめちゃ安い。


その後、昼まで予定がなかったので、カケちゃんと個別行動。

僕はブエナビスタカフェにいきました


お酒の入った


アイリッシュコーヒー

その後とぼとぼと海辺を散策





そしてフィッシャーマンズワーフから歩いて街を観て歩きました






宿に戻り、カケちゃんと合流、昼ごはんはカニを食べに行こうとレストランへ。

 



お腹いっぱいになり、先日立ち寄ったカフェへ


少し演奏してきました。

そして旅も今日で終わり

今はサンフランシスコ国際空港にいます。間もなく搭乗。

振り返ってみると、今回の旅は演奏は少なかったけど、興味深い人たちにたくさんお会いすることができて、非常に内容の濃いものになりました。

後半はカケちゃんと笑い転げながらの珍道中でしたが、ブログに書ききれないので、またライブを聴きにきてくださいね。お土産話、カケちゃんの天然話、山盛り(ほとんどカケちゃんの話)でお待ちしております。

お土産を買っているカケちゃんへ
サンフランシスコ楽しかったね!
ヨセミテのドライブも。
アメリカは右側通行だからね、すぐ左を走るのはやめてね。

よく生きてたね、僕たち。