最初に会ったのは高校生くらいだったと思うけど、その時すでにウクレレ天才少年としてライブもバリバリやっていた。今となっては日本を飛び出して海外でも活躍する素晴らしいアーティストだ。
そんな彼と久々に会って、夜中まで延々とセッションして感じたこと。
会うたびに技術も磨かれていき、活動の幅もどんどん広がっていってるのに、彼の根っこにあるものは何も変わっていない。
それは、ただただ音楽が好きだ、という純粋な気持ちが溢れ出ているということ。
ウクレレをこよなく愛し、演奏することを心から楽しんでいるのだ。
その音を聴いたら心が震えるし、その姿をみたら誰だって応援したくなる。ほっておけない。
そうやってライブやレコーディングを重ね、作品も多数発表している。
実は未だにライブでは聴いたことがないのだけれど、彼のファンの人たちを観ていたらその内容が素晴らしいことくらいすぐにわかる。
彼の音楽を聴くことが最高の楽しみになっている人。ウクレレを弾きはじめた人。より一層ウクレレを練習するようになった人。
どこまでも純粋な気持ちは人を動かすのだ。
彼とセッションして、僕も音楽って楽しいなってあらめて思えた。
遼くん、ありがとう。
そしてこれからも頑張ってね。
同じような感覚を与えてくれた人が、僕にはもう一人いる。
それは滋賀のジョニーギターワトソンこと、ギターのやっさんである。
10年以上前に、やっさんが組んだブラジル音楽のグループに入れてもらったのだ。
とにかくやっさんという人は、腕も太いし指も太いが足は短い。足は僕も短い。
やっさんはブルースをルーツにしながらもジャズ、フラメンコ、ボサノバ、サンバ、フォルクローレ等々、幅広い音楽を通ってきた人。暇さえあればギターを弾いている。
1日10時間は弾かなアカンとよく言っていた。
そんなやっさんと毎週のようにリハを重ねて、とても大切なものを得られたと思う。
そして、やっさんを見ていると、やたらギターを弾きたくなるのです。
遼くんもやっさんも音楽の魔法をかけられる人。
どこまでも純粋に、どこまでもストイック
最後に、やっさんが教えてくれた最高に美しい曲を貼っておきます。
ブラジルといえば、サンバとボサノバしか知らなかった僕にLenineやseu jorge といったロック・ポップなテイストが加味された美しいMPBの世界。
やっさん、ありがとう。
あ、ちなみにこんな書き方してますが
やっさんは生きてます(笑)
a medida da paixão (lenine)