2017年12月5日火曜日

水没ドローン救出作戦。


前回のウェイダーを着て挑んだドローン救出は失敗に終わりましたが


今回は装備をさらに整えて挑みました。





とにかく

この季節、潜るのは最終手段ということで


同じ様に水没させて救出した海外のYouTubeを観たりして情報を集め

自分なりに考えた結果


ジャーン






ボートから水中カメラで捜索作戦!


緩やかな流れの川だけど流されない様に


ジャーン



アンカー!


そして





ブイ!


見つけた時に引き揚げるために長いマジックハンドを用意しましたが

もしうまくいかなかったら、これは潜るしかないのでその時の目印に。


わかりにくいけど、このブイは巻いてある糸の先にオモリがついていて

オレンジの部分が浮く様になっているのです。


そして


カメラは


ジャーン




Gopro Hero6


4K60fpsで動画撮影ができるアクションカメラで

水深10mまでは防水ハウジングなしで撮影可能なんです。

ダイビングやサーフィン、スキースノーボードをされる方が

よく使われますが、まさか自分が買うとは全く思っていませんでした。


でも


新しいHero6になって動画性能、手ぶれ補正が格段に良くなったので

これからの動画作成にあってもいいなとは思っていました


そんなわけで意を決して購入。


Goproはアプリを使ってiPhoneに映像をリアルタイムで転送するのですが

水中にカメラが入るとWifiが途切れて

今映っている状況をモニターできないのです。

それでは意味がないので

なんとかリアルタイムでモニターできないものかと調べてみると



ジャーン



福岡は古賀市のルミカさんが販売されている、水中撮影ケーブルWireless LineとBi Rodというのを発見!
http://www.lumicashop.com


このケーブルがWifiのアンテナを延長してくれるわけです。

GoProのマウントカバーに貼り付け、片方はiPhoneにくっつければOK。


作戦前夜に家で試してみたら確かにWifiが途切れずバッチリ使えました


これで完璧!



小雨が降り冷える中で作戦決行!





見よ、この勇姿


(笑)


しかし


ボートが小さい(笑)


ゴムなので、ボート内も沈み気味で不安定(笑)


コントロールに慣れてないので思った方向に行かない(泣)

ちょっと大きめのボートを買ったつもりでいたけど


あくまでレジャー用であり


作業には全く向いてない(笑)


写真ではわかりにくいけど

アンカーやらマジックハンドやらロッドやらで

ボートは足の踏み場もないほど窮屈...


そして

カメラを装着した長いロッドは

めちゃくちゃ重い...


さらに

iPhoneに貼り付けていたケーブルが濡れて外れてしまい

wifiが途切れる。

なので

片手で重いロッドを操りながらもう片方の手で

ケーブルとiPhoneをしっかり密着させるように握っての作業。

そうこうしているうちに

ボートがクルクル回って

あたふたしていると


あれ...?


オールが外れて流される...?!


ヤバいー(泣)




慌ててロッドを置いてパシャパシャ手で漕いで何とか拾えました...


水をなめたらアカン


それでも


出来る限り捜索しましたが効率が悪すぎて


一時間くらいで断念。


寒い日だったので体も冷えたので近くの温泉に入って

敢え無く帰って来たわけです...



家に帰って来て


うーむ


やっぱ潜るしかないのか?




潜るならウェットスーツは貸してもらってるけれど


調べてみると


ドライスーツなるものを発見


濡れない構造になっていて、中にインナーや靴下を履いて着るみたい


でも着るのにコツがいるようで断念。


セミドライスーツなるものも発見して


おお!


これがいいかも!


と思いましたが


高い(笑)


そして


次、いつ使う?(笑)





現実の飲み込みが恐ろしく遅い


40才


(笑)


それでふと


こういうのって誰かに頼めないのかな?


と考えたわけです


プロのダイバーとか水中を捜索してくれる方に。


でもね


そんなの見つかりません


警察に頼むと業者を紹介してくれるらしいけれど

恐ろしく大掛かりになり莫大な費用がかかるようで...


困ったもんだとさらに調べていると


ん?


「水中の便利屋」?


こ、これは...


大阪に会社がありました。


それで早速連絡してみたらすぐにお返事をいただき


普段から水中捜索をされているそうで

鍵や携帯、なんとドローンの回収も。


しかも

今までのドローンの発見確率100%らしいのです


最初からここに頼めば良かった...(泣)


おかげさまで


気がつけば、ドローンをもう一台買えるだけの機材を揃えており

連日のように

Amazonから釣具の広告メールは来るし...


僕は


釣り人ではありません...!


それは置いといて


捜索してもらう当日が来ました。


潜水士さん


僕はテレビでしか見たことなかったけれど


カッコいい...


捜索といっても方法が色々あるようで

ただ闇雲に泳ぎ回るんじゃないんですね


よくわからないけど、ロープの付いた二つのブイを巧みに使って

エリアを絞っていくようです。


でも

一回目の捜索では見つけられず二時間半が経ち、ボンベの空気が無くなりました。



追加料金になりますが、2本目のボンベで再度捜索してもらうことに


朝から捜索を初めて、ちょうどお昼になっていたので

いくらなんでも寒いし疲れるだろうと

休憩してご飯を食べてもらおうと思いましたが


「大丈夫です、すぐに続行しましょう」


カ、カッコイイ...


エリアをかえて続行



そしたら


間も無く潜水士さんが川から顔を出して


両手で大きく丸



発見!!!



やったー!!!(泣)



今回大活躍したのが、前々回くらいの投稿に載せた

最後のフライトデータの写真と機体のGPSです。


あの時

僕は目の前で水没する瞬間を見ていて、間違いなくこの辺に落ちた


と思っていた場所を中心に捜索してもらったけれど発見されませんでした。


機体のGPSでは僕が思っている場所と少し離れていて

まさかここまでは飛んでないと確信していたんです。


でも


GPSを信じて探してもらったらすぐに見つかりました(汗)


普段からちょっとGPSの位置がズレることがあり

今回は瞬間を目視していたので最初から疑っていたのです。


そんなわけないと


ドローンの種類にもよりますが、僕のMavicは


正確だった...


僕の思い込みで潜水士さんには余計な苦労をかけてしまい反省...


そして


間違ったエリアを寒空の下、ボンベなしで潜っている自分を想像すると


ゾッとします


そしてやはり


空振りに終わっていたでしょう


「水中の便利屋」さん
http://suichu-benriya.st-you.com/index.htm


船のスクリューなどの船底清掃、水質調査、大型水槽潜水掃除など

様々な仕事をされています。


ホームページでは困ったことがあれば

とりあえず相談してください、とありましたので

皆さんも、もし周りに困っている方がいたら紹介してあげてください。


めっちゃ親身になって丁寧に仕事してくれます。

料金についても、事前に見積もりも作成してくれるし

こちらと相談しながら作業を進めてくれます。


さてさて


我が家に帰って来たMavicくんですが


幸い外傷はなく


綺麗に洗い(帰ってすぐ一緒にお風呂に入り)



現在


鋭意乾燥中です(笑)



シリカゲルよりお米の方が効果があるようで


明日くらいまでお米に浸けて乾燥させています。




おかえり〜


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