2016年12月6日火曜日

うずまきweekend



ここ2年ほど、土曜日は心斎橋でレッスン


しかし先の週末はレッスンがお休みだった。



にもかかわらず



所用で大阪へ






やはり大阪駅は人が多い






人混みというのはくたびれるので苦手なのだけど


この日の夕刻はこれだけヒトが溢れているのに誰かに会いたくなるような

少し儚さも漂う空間だった。





洗練されたデザインの建造物と途切れぬ雑踏




しばし動けず

さっと帰るつもりが広場の横にカフェを見つけたもので

テラス席でボーっと行き交う人々を眺めてしまった



何故だか


とても静かで


少し切なかった




翌日の日曜日


早朝から京都でウクレレ教室の発表会。


昼には終わり最寄駅まで帰ってくると


見慣れたロータリーがごった返していた




駅前でお祭り。


いつもはバスやタクシーが停まっているロータリーとは思えないほど

溢れていた



学生が屋台を出し、ステージでは寒空の下でTシャツの子供たちによるダンス


ベビーカーを押す女性の片手には細めのリードで繋がれたトイプードル


トリミングがいきとどいた上品な犬は飼い主より先に歩かず

それはしっかりと躾けされている証拠でとても賢いのだ。


ウチの犬とは同じトイプードルでもえらい違いだなぁと感心して眺めた。



もう二十年ほど


土曜日や日曜日にこそ忙しくなる仕事をしている



人がお休みの時にこそ働くのだ。


それは全く苦ではないし、むしろ平日が休みの方がどこへ行くにも空いてて良い



しかし


こうやって休みを満喫する集団の中に入ると


一人ひとりの持つ独特の「休みオーラ」のようなものが共鳴しあって渦を巻き


流れるプールの中で同じ方向へ漂っているような


温泉に浸かっているような


同じ時間を共有しているという


安心感



どこか懐かしくて


どこか夢の続きの世界のような


あたたかい時間が流れていた。


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