2016年10月12日水曜日

空から湖へ


沖縄から飛行機で帰って来た岡中荘

間髪入れずに今度はお船で演奏させていただきました。


浜大津港には懐かしの「うみのこ」


滋賀県の小学生はフローティングスクールでお世話になります


カツカレーの肉が硬かったなー



さて



大型豪華客船ビアンカにてウイスキー文化研究所さんが主催の琵琶湖ウイスキークルーズ

ものすごい種類のウイスキーが試飲でき、スコットランドの伝統料理がこの日のためにスペシャルメニューで用意されていました。

さらに土屋守氏によるトークショーと泉沢果那さんと奥村将和さんによるニューオリンズピアノデュオ、そして岡中荘の2組によるライブ演奏も楽しめるという盛り沢山なイベント。


夕暮れにはこのデッキに出て演奏の予定

しかし

台風が去って間もないびわ湖はギリギリの曇り空

なんとか持ち堪えてほいしと願いながらも満員のお客様とともにクルーズはスタートしました。


船内のカクテルブースでは、ホテルグランビアの中山陽子さんが、目の覚めるようなキリッとシャープ、それでいて飲んだことないけどとても飲みやすい、ほんとに美味しいカクテルをつくって下さいました。


沖縄泥酔事件により僕がお酒を飲むとかなり心配するユキナさん


「あ、あまり飲みなや…」


と言われつつ、ちょびちょびいただきました。

カクテルブースの横ではニューオリンズピアノデュオの演奏が始まり、もうこのイベントにベストマッチした熱くシャープな演奏に、さらにこの空間を特別なものにして盛り上げていきます。

それを聴いていた僕たち岡中荘はといえば、ツギハギだらけのズボンが脱ぎ散らかされたちゃぶ台が真ん中に置かれた四畳半の昭和の古アパート、というような純日本風の人間臭い音楽なわけで。


「場違いやなぁ……選曲変えるか…」


相談したりしましたが


いや、やはりいつもの岡中荘でいこうと


恐る恐る演奏させてもらったわけですが


結果


とても楽しんでもらえたようでした


ホッと一安心。


途中雨も降ってきましたが、雨が止んだスキをみて

今だ!

と一気に機材をデッキに持ち出しての2ステージ目



最高に気持ちよかった



4人で演奏、これまた楽しかった


無事に演奏も終わり、ふと耳に入ってきた学生風のお客さんの会話

携帯で、どうやら友達にかけているようで

興奮して言っていました


いや〜ウイスキーってこんなに美味かったんやな〜お前も誘ったらよかったわ〜

ひとりで来たんやけどな〜、あ〜みんなも誘ったらよかったな〜



ウイスキー文化研究所の皆さんが一生懸命に創り上げたものの答えだと思いました。


企画から細かい段取りまで、想像も及ばないほど沢山のご苦労があったと思うのですが

それでもスタッフの皆が楽しまれておられたし、お客さまに楽しんでいただきたいって情熱が伝わったのだなと、そんな携帯のやり取りを聞きながら感じました。


やっぱり情熱は伝わるものですね


それは船を溢れ出てびわ湖へ流れ出し、遠く離れた場所にいる人にまで届いたのです。


そんな最高に熱いイベントに参加させていただき、お客さまの感動に僕たちも幾ばくかでも
貢献する事が出来たのなら幸いです



ありがとうございました。



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