2017年7月11日火曜日

透明人間になれたかもしれない経験



僕は、ほとんどテレビを観ません。


観るといえば、最近はジムのランニングマシンかサウナ

くらいです。

ですが少し前に、なんとなくNetflixに加入しまして

もっぱら『シャーロック』を観ております。


そう、コナンドイルのホームズの現代版ですが、一話が長いのです。


一時間半あります(笑)


なので

iPhoneかiPadにダウンロードして移動中や休憩中、はたまたジムのバイクマシンを漕ぎながら

それでも終わらない場合は帰ってパソコンで観ています。

観ています、というか

配信されているシーズン3までもう全部観てしまって(笑)


続きが待ち遠しいです。。。


僕の心はいつもBaker Street 221Bにあるわけですが


そのせいなのかどうなのか


先日

タクシーに乗ろうと探していたら

前方から一台のタクシーが。




『空車』


ラッキーと手を上げようとしたら

よく見ると、後部座席にお客さんが乗っているのです。





昼間ですよ


怖い話じゃないです(笑)


それで

なんだ残念、機械が故障しているかなにかだろうと

諦めたわけでですが

その後もなかなか別のタクシーが来ずに困っていました。


そもそも急いでなかったら電車やバスに乗るわけで


そうこうしていると

先ほどのタクシーが戻って来たのです。


おお!

しかも空車!

今度は本当に空車のようで、手を挙げたら停まってくれました。


なぜ先ほどのタクシーとすぐにわかったかと言うと

なんちゃって空車なだけにマジマジと観察していて

ドライバーが女性だったのもあり、気づけたわけです。


ちょっと興味もあり乗ってみたかった


そしていざ乗ってみると



おばちゃん



しゃべるしゃべる(笑)



福岡の災害の話になると


『経験してみないと、わからないことってあるね』


例えば


増水した河が氾濫して濁流に流されてしまったりするけれど

テレビとかで観ていると、水が流れているだけなら

何かにつかまったりしてうまく脱出できそう

とか、思ってしまったりする。


でもでも


膝までの水流でも流されてどうしようもできない事もあるらしい。

頭ではわかっていても、その凄まじさというのは本当の意味では

経験してみないとわからないよね、と。

さらに筋金入りの泥水だし、当然溺れたら飲んでしまうだろうから

そんなもの抜け出せるわけがない。


はい、はい、


と相槌を打っていると


『私な、火事にあったことがある』


はい、


え?!



『煙って苦しいと思うやろ?』

『ニュースとかドラマとか観てたら、うわー苦しそうやなって思ってた』


は、はい、、、


『あれな、全然苦しないで』


『スーッと逝けるで』


は、はあ、、、


『昔住んでたマンションの一階が居酒屋やってんけど、

そこでボヤがでてん。三階に住んでたんやけどね』


『明け方やったと思うけど、外から大声で火事や!逃げろ!って聞こえてきてん』


『あわてて非常階段で降りようとしたら下からすごい煙が上がってきてた』


『なんとか降りれて外に出たんやけど、先に逃げてた人から大丈夫?って』


『全然、大丈夫やでって言ったんやけど、アンタめちゃくちゃ顔色悪いで、って言われて』

『そう?大丈夫やでーって言いながら、フーッと倒れた(笑)』

『全然、苦しくなかったな』


は、はあ、、、(気が張ってただけでは)


『それ以来な、火事で一酸化炭素中毒で亡くならはったニュースみると、

あー、本当にお気の毒やけど苦しまずに逝けたんかな、と思うねん』


そ、そうですか、、、と

ふと前を見ると


あら


僕も。



その後、おばちゃんは優しくトントン機械を叩いて

少しだけ、ほんの少しだけ『空車』が下がっていました。



さて


今月は僕のソロライブがありますので


たまには告知を。




7/29に滋賀県は石山で。

弾き語りもあります!


ソロライブが決まった時に、もう一人、どなたかお呼びしようと

お願いしたのが、お久しぶりの田中志保さん。

大好きなボサノバシンガーさんです。

二人のソロあり、セッションあり、志保さんはジャンルもジャズから古いハワイアンまでと幅広い選曲。


すでに二人で盛り上がっております♪


面白くなりそうです


それでは今日はこの辺で。


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