2018年8月21日火曜日

変身。


先日


気温も湿度もぐぐっと下がった日


蝉の声が聞こえなくなり、そのかわりに鈴虫の声が聞こえてきた。


蝉も鈴虫もさぞや忙しかった事でしょう


いや


実は、鈴虫というのは蝉が化けているのではないか

抜け殻を残して、その中身は鈴虫に変身。


そうでなければ忍者屋敷の壁がクルッと回転するように入れ替われないと思う


もしくは


虫たちは土や草や木の根っこや太陽や月

遠くから運ばれてくる風の知らせなんかでちゃんと察知しているのだろう

あんなに小さくてギターも弾けないしジムにも行けないけれど。


さて


そんな夏の終わりに、暑すぎた日々の思い出をまとめておきたいと思います。


まずはなんと言っても




イオンで発見した人型定規

よく見ると、丁寧に175cmの縮尺と書いてある

僕には使い方が全くわからないし、その縮尺がどれほど重要なのかもよくわからない


そしてこの定規




高い


思わず二度見するほど。


僕はこれを見るたびに暑かった夏を思い出すでしょう



多分。



そして

映画も観ました



京都シネマにて

「フジコヘミングの時間」

どこまでも自分らしく生きること

そのように導かれた、またはそうせざるを得なかった彼女の人生。

どこまでもアートで、どこまでも人間臭いドキュメンタリー。


フジコヘミングを知っていても知らなくても

また

好きでも嫌いでも

ピアニストじゃなくても、楽器を弾かなくても

きっと

誰もがほんの少しだけ感電をするような映画。


ヒリヒリします


こちらの作品は8/24が終映日と迫っており、16:15から一日一回だけの上映。

また、写真では席がガラガラですが、開演直前には満席になりチケット売り場には

長い列もできていたので、早めに会場に行かれることをオススメします。

http://www.kyotocinema.jp/index.php



最後


琵琶湖は南端から瀬田川、宇治川へと名前を変えて南へ南へ水を運んでいきます

その川沿い、立木観音を越えたところで信号を左へ折れて向かった先は


叶 匠寿庵 寿長生の郷」





一面の梅の木

ここへは何度か訪れたことがあるけれど、今回の目的は、、、


かき氷です


使われる氷は、栃木県日光の四代目徳次郎が作る天然氷

天然氷を生産しているのは全国で五軒しかないそうです。


昔ながらの製法を用いて、12月、山の中にある採氷池に

岩肌から湧き出す清水を引き氷を作る

寒波の到来を予測し、雪が降ればやむまで氷の上に積もる雪をかき出す

それは時に夜通しになる。

自然の寒さの中でゆっくりと凍らせた氷


それはミネラルを多く含み、だけれど嫌な雑味は一切無い。

そのどこまでも透き通った味わいに、職人の一本筋の通った仕事と

妥協を許さない厳しさが垣間見える


ひとくち、ふたくちと口に運んでゆくと

日光の山奥の風景が浮かび、山間の渓流に足を浸けた時のような

心臓がドキッとするほどヒンヤリした冷たさ。


四代目徳次郎の作る氷

そこには日光の厳しい寒さと自然の恵がぎっしりと凝縮されている。





抹茶小豆やみぞれもあるけれど、僕のイチオシは自社で育てられたこの城州白梅。


こちらは16:15がラストオーダーで、かき氷の食べられる囲炉裏茶屋は

小さい店です

タイミングによっては結構並ぶので時間には余裕を持って。


ちなみにこちらは夏季限定、氷が無くなり次第終了。

9月上旬くらいまで残っているかも、との事でしたが

こればっかりは何とも言えないようですね。


四代目徳次郎
https://tokujiro-4th.com

叶 匠寿庵 寿長生の郷
http://www.sunainosato.com



この夏


結局どこにも旅には出なかったけれど

なんだか

色んな場所へ連れていってもらった気がしています。


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