2018年9月11日火曜日

スニーカー。



先日


彦根梨をいただいた方からLINEが送られてきた



なんと!平和堂で彦根梨のチューハイが売られているそうな。


おお、、、


気になる、、、


次のレッスンに持って来ていただけるという事だったけれど


居ても立っても居られず、平和堂へゴー!


すると





おおお、、、!!!(お隣のモリヤマメロンのやつも気になる)

ありました!


これが噂の、、、(極めてせまーい範囲でのウワサ)


"なかなか美味しかった"

と書かれていたので楽しみ楽しみ

という事で

早速飲んでみることに。






おお、、、!!!


こ、これは、、、、



おいしい!!!


チューハイって色んな味のものが既に存在するけれど

ただの梨味ってだけでなく、しっかり彦根梨の味なのです。

これには驚きました

お酒としては甘いのだけれど、決して甘過ぎず、雑味も無く後味スッキリ


このへんが彦根梨そのまんま


梨汁おそるべし。


オススメは、やはりまず彦根梨を味わってからチューハイも飲んでいただくと

とても楽しめると思いますよ。


誰に言ってるんだ?


さて


台風が過ぎて初の電車通勤の日。



たぬき地蔵のうどんさまが気になっていたので

様子を見に行きました


というか


駅までの道端なので勝手に視界に入るのだけれど


さてさて





やはり風に飛ばされたのかな、、、


意外と軽かったからなぁと辺りをざっと見渡して見たけれど

どこにもいなかった


それから何回か、この道を通るたびに探しているけれど

見つからなかった。


うどんさまと出会って一ヶ月ほど、一方的に挨拶するだけの間柄だったけれど


いなくなると寂しくって、ある日はうどんさまの居た辺りで

呆然と立ち尽くしていた


駅から歩いてくる人が、おかしな人がいるという目で僕を見る

夜だったりすると怪しすぎるのでしょう


けれど


そんな事より、僕は

たぬき地蔵知りませんか?

ほら、ここにしばらく居たでしょう?

あなたも知ってるでしょう?

どこへ行ったか知りませんか?

そう尋ねたくて仕方なかったけれど


もうバカボンのパパと同い年なので


通報されかねない


こんな時

子供はうらやましい。


子供だったら、たぬき地蔵知りませんか?って

見ず知らずの人に聞いてみても

きっと「あらあら、どうしたの?」って

大人たちは心配してくれるはずなんだ。


子供は純粋で、真っさらの白いスニーカーのように

キラキラと輝いている。


ふと足元を見ると

僕のスニーカーはくたびれ過ぎている。


でも

もともとは白かった


履いているうちに靴底は擦り減り

色んな道を通って紐はよれよれ

雨に降られて、時には犬のうんこ踏んだり

茂みをかき分け、公衆トイレに入り

缶コーヒーをこぼした事だってある。


でもそうやって歩いて来たからこそ

いろんな人に巡り会えて、うどんさまにも出会えたんだ


そんな事を考えていると

ふと


うどんさまは旅に出た


そう思えてきた。


あのマシュマロみたいにぷにゅぷにゅしたうどんさまは

割れることもなければ、決して土に帰ることもないだろう


きっと、僕よりも長生きだろう


そんな月へ歩いて行くよりも長い道のりのような

うどんさまの人生の中で、ほんの一瞬だけ

僕と重なる時間があった


ほんの、ほんのちょっとだけ。


振り返ってみたら、高速道路の標識のように一瞬ですぎていったもの


それでも


お互いにその人生の中に刻まれていく。


道に転がっていたたぬきをどこかの子供が拾って

家に持って帰ったかもしれない


それはそれでいいじゃないか

いや

とっても良いことではないか。


自分で動くことはできないうどんさま

だけど

風に運ばれ、水に運ばれ、人に運ばれ

その瞳で僕の知らないものを沢山見るのだから。


そして

人知れずひっそりと道端に佇んでいたたぬき地蔵のこと

僕はちゃんと気づいて、しっかりと僕の中に刻まれた。


誰にも気づかれないでしゃがみ込んでいる人がいるのなら

そういう人に僕の音楽を届けたい。


たとえ世界中にたった一人であったとしても



それにしても


うどんさまは丈夫でよかった



本当によかった



陶器じゃなくて。


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